除湿器には大きく分けて、コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式の3種類があります。
コンプレッサー式は空気の温度差を作り、温度差で生じた結露を回収することで除湿を行う方式です。
室温が高いほど効果を発揮するので、冬よりも室温が高い夏の除湿に向いている除湿器です。
デシカント式は湿気を吸着する素子を用いる方式で、吸着した湿気をヒーターで温めて湿気を回収する仕組みです。
低温でも除湿能力が低下しにくいことから、コンプレッサー式の能力が低下する、冬に向いている除湿器だといえるでしょう。
ハイブリッド式は、コンプレッサー式とデシカント式の仕組みを一つにまとめ、一年中使えるようにしたものです。
デシカント式はヒーターを使うことから、コンプレッサー式と比べて消費電力がやや高めの傾向です。
しかし、布団乾燥機を使った布団のように冬でもカラッとするのが魅力的です。
コンプレッサー式でも室温は上がりますが、デシカント式の方がより室温が高くなる傾向です。
そのため冬に冷え込む寒い部屋ほどデシカント式が向いていて、快適に過ごせる除湿器だといえます。
消費電力の悩みは、季節に合わせて2つの種類を使い分けることで解決できます。